次のステップに進むエネルギーになる自信

一気に気温が上昇し、まもなく幼稚園ではプール活動が始まります。風雨や 低温により中止にすることはありましたが、ここ数年は猛暑による「熱中症 警戒アラート」の発令対応として、大型パラソルをプール脇に設置したり外 にいる時間を短縮したりしながら工夫して実施するようにしています。 全身で水を浴びて気持ちよさそうにはしゃぐ子どもたちを見ていると、幼い 頃に水が顔にかかるのが苦手だった自分を思い出し、習い事のスイミングの 経験などで幼くても水に慣れていることに感心します。プール活動は、水の 楽しさとともに水の怖さも教える活動でもあります。安全な水遊びが展開さ れるように保護者の皆様も園児の健康管理にご留意ください。

少し前のことになりますが、年長児の学年集会時に「森の忍者からの巻物(挑 戦状)」が届きました。そこには鉄棒などの運動課題やしりとりといったチ ャレンジ項目が書いてあり、指定の日までに一人ひとりの達成、なおかつ友 だちを応援し協力し合いながら全員が達成するようになっていました。 目標達成の日まで年長児たちのチャレンジが続きます。コツコツと頑張る姿 や友だちを励ます気持ちを大切に育てながら応援したいと思います。

年中、年少、満3歳児クラスも先生やお友だちとの信頼や親しみが増えつ つあるようで、登園中に偶然一緒になったりすると走り寄って手をつないで 靴箱に向かう姿を微笑ましく後を追う保護者の方々を見かけるようになり ました。仲間がもたらしてくれる力が後押しになって、日々の生活の中で チャレンジと達成を体感し、自信がもてるようになったら嬉しいですね。

園長 熊田佳美

育ちへの祈り

 すがすがしい五月晴れの日に親子で大型バスに乗り「市原子どものくに~キッズダム~まで遠足に出かけることができました。当日は集合時間等に協力いただきましてありがとうございました。事故や怪我無く予定していた時間帯で順調に過ごし満足感たっぷりの一日になりました。心なしか新しいクラスの友だちや先生との距離が少し縮まって親しみの気持ちが膨らんだように思います。これから一学期の後半に向けて更に皆で関わりながら園生活を楽しめたら嬉しいです。

 子鹿幼稚園は園庭にある田んぼで「米作り」を50年近く続けています。幼稚園や保育園の園庭に田んぼを作っているのは市内では聞いたことがありませんので、おそらく一園だけかと思います。「米不足によるの高値」のニュースが続く中、子どもたちにはとても貴重な体験であることを話して年長児が田んぼに入りました。「自分たちで育てたお米を食べる」のを楽しみに稲の育ちを見守っているところですが、農家さんから譲っていただいた時に苗が半分以上枯れかかっており、どうしたものかと訪ねたところ今年は気温が高い日が多く田植えが早かったためとの返答がありました。残念な気持ちを伝えると田んぼの水に行き渡る肥料を蒔きにお越しくださりました。
また、日曜日も欠かさず給水のために園に寄ってくれた先生もいました。
何日かして苗の株のうち、枯れた苗が垂れて間にある元気な苗が残る様子が見られました。諦めないで良かったと本当に嬉しかったです。元気に頑張って生長している苗を大切に園で見守り、秋には園児たちと「おいしいね」と貴重なお米を食べられるように育てていきたいと思います。 食べる事は自分の体を作る大切な事。子どもたちには好きな食材だけで無く色々な食材に興味をもち、健康に大きく育ってほしいですね。

園長 熊田佳美

毎日を健康に過ごすために

 4月の臨時休園から早くも1ヶ月が過ぎました。保育室前の植栽には濃いピンク色のつつじが咲き、初夏の訪れを実感します。ガーデンタウンにたくさん植えられた木々の枝から聞こえてくる鳥たちのさえずりだけが響き、静寂した日が今もなお続いています。園児たちがいない幼稚園ほどつまらないものはありません。
 ご家庭では、何らかの形でストレスも発症し始めている頃ではないでしょうか。元気な挨拶や歌で声を出し、先生や友だちとやりたい遊びをして要求を満たし、先生が見せてくれたり教えてくれたりする新しい体験にドキドキワクワクする時間を過ごし、そうやって集団生活の中で健やかに成長していく時間が持てずにいるもどかしい生活には5月いっぱいで見切りをつけたいものです。
 私が幼稚園説明会の際に必ずお話させていただく中で、子どもの健やかな成長を妨げるものの中でもストレスは一番よくないという考えを発言しています。子どもだけに限らず大人も同じですね。現状では特に感じることが多いです。ついついマイナス思考になってしまいがちですが、なるべくプラス思考に切り替えてポジティブ精神で生活しましょう。マイナス思考のAさんとプラス思考のBさんでは、Bさんの方がストレスは少ないそうです。
 子どもたちは発散する機会が減ってしまっているので、楽しめそうなものを提供してあげたり家の手伝いで指先や体を動かしたりして脳を刺激する機会をできるだけ作ってみてください。
 嬉しいことや楽しいことの中から今できることを見つけて、健康の維持に気持ちを置きながら再開の時を待ちましょう。

園長 熊田佳美

お子様の進級・ご入園おめでとうございます

木蓮に続き、桜が開花して春を感じつつ寒暖の差が激しい春休みでした。皆様いかがお過ごしでしたか。お子様の入園や進級に伴い環境が変わる時ですが、子鹿幼稚園は、先生と子どもと保護者の皆様の距離が近く、気さくにお話ができる所がとても良いと思っています。もしもわからないことや心配なことなどがあった時は、ためらうことなく声に出すようにしてみてください。自分一人のエネルギーだけでは解決できないことも、周りの人がヒントをくれて安心に繋がっていくことでしょう。幼稚園生活の楽しさや充実感を皆が一緒に感じていけますように、どうぞ安心して私たちにお任せください。
昨年から設置した満3歳児クラスの園児たちとバンビルームや新入園の園児たちが混ざって生活する年少うさぎ組は、集団の中でどの子も頼もしさを増してくれることと期待しています。また、年少クラスから進級した年中ぱんだ組は、一年間慣れ親しんだ仲間との環境からスタートなので、安心して行動し、より多くの体験ができるのではないかと楽しみです。
そして、今年度が幼稚園生活最後の一年となる年長くま組ときりん組は一年後の小学校入学にむけて知力、体力、精神力が身についていることを確認しながら幼稚園活動や行事などに取り組んで、充実や達成感をたくさん感じていってほしいです。
時に、子ども同士のトラブルや担任のいうことが聞けずにクラス活動から外れてしまうなど困った出来事が起こり私の所に来ることがあります。そんな時、たいていの子どもたちは陥った状況から逃れたい気持ちでいることが見て取れます。興奮して訳が分からなくなっているような子どもにはまず落ち着かせて自分がいけなかったことは素直に謝ることを教え、もう一方の子どもには許してあげられるよう話をしてからクラスに戻しています。

園長 熊田佳美

「3つの約束」

お子様の卒園、修了おめでとうございます。
 今年度は44名の年長児が卒園し、12名の満3歳児と24名の年少児、41名の年中児が修了します。毎日積み重ねてきた園での集団生活の中で、たくさんの経験をして、どの子も大きく成長しました。特に「聞く力」と「集中力」が身につきました。ひとり一人の行動が頼もしくなり、園全体が盛り上がって一年を締めくくることができて本当に嬉しい限りです。
 園児たちに話をする時に、いつも3つの約束をしています。この3つの約束を年長児が素敵な壁飾りにしてくれたので業者に頼んでホールの壁に設置してもらいました。近くで見ると細かいちぎり貼りになっていて根気よく仕上げていったのだろうと感心します。令和6年度の卒園記念制作として幼稚園に思い出を残してくれました。

3つの約束の内容はというと、1つめは「明るく元気に挨拶をする」ということ。挨拶はコミュニケーションのきっかけになります。挨拶ができると親しみの気持ちが生まれ相手と良い感情で付き合うことができるようになることでしょう。

2つめは「最後までしっかりと話を聞く」ことです。話を聞く力がついていると知識も高めることができて、自ら考えて行動する力につながります。これからたくさんの話を吸収して生きていく子どもたちには、よりたくさんの経験を積んで色々なことが器用にこなせるようになってほしいです。

3つめは「友だちと仲良くする」ことです。幼稚園園生活は、大抵が一人遊びから始まっていて友だちと一緒に遊ぶようになると、けんかをして仲直りをしたり、一緒に楽しんだりして友だちとの関係を作っていきます。相手の気持ちに寄り添い、思いやる感情を学ぶチャンスは集団生活にあります。友だちと仲良くできないと園生活は楽しいものでは無くなってしまいます。子どもたちには友だちを大切にし、大切にされる人になってほしいです。

3つの約束がいつか大きくなった子どもたちに役立つ時を思いながら、これからも伝え続けていきたいと思います。

園長 熊田佳美

絵本を大切に

 2月の立春を過ぎてからは日を増すごとに明るい時間が増えました。
庭の樹木を見上げると枝先に木の芽がついているのを確認できます。もうすぐ近くまで春がやってきていますね。春と言えば3月は様々な旅立ち、別れの節目があります。幼稚園で一緒に過ごした年長児の卒園、在園児の転出、教職員の退職など様々な理由で離ればなれになる時がきます。その時を迎えるまでの日々のカウントダウンがいよいよ始まりました。名残を惜しみながら一日一日を大切に、 十分に楽しんで過ごせるようにしたいです。
 令和6年度はPTA予算からの絵本の購入に加えて卒園生保護者の皆様からも絵本を記念品として贈呈いただきました。幼稚園が以前から大事にしてきた絵本教育をより豊かにしていけるものと思います。お帰りの時間にテラスを歩くとどのクラスも担任の先生が絵本や紙芝居の読み聞かせをしており、おしゃべりをせずに静かに見入っている園児たちの後ろ姿がなんとも愛らしいです。絵本からたくさんの言葉を吸収してお話し上手の子どもたちに育ってくれたら嬉しいです。幼児期によりたくさんの絵本に関われるよう行なっている絵本貸し出しは何十年と続く子鹿幼稚園の伝統でもありますが、時々残念なこともあります。 先日、ページの一部が破れている絵本を見つけて補修してくれていた先生がいました。見ると購入は令和5年度で園児たちから人気のシリーズ絵本でした。絵本を家に借りて帰りましたら、 大切に扱うことを教えながら読んであげてください。万が一、お子さんや下の弟妹が破損させてしまったり落書きしてしまったりした時は黙って返すのではなく事情を話して相談することが大切な事も併せて教えてあげてくださると嬉しいです。


園長 熊田佳美

節分

 北風が冷たい日でも子どもたちは毎日園庭を走りまわって遊んでいま す。まさに「子どもは風の子」ですね。コーナーで用意されたコマ遊びや 乗り物、年長さんはドッチボールなど繰り返し遊ぶうちに遊び方が上手に なっているように感じます。

  2月3日の節分に向けて幼稚園ではどの子も鬼のお面づくりに取り組 み、豆まきを実施します。豆まきの集会の時には、いつも「節分」はどの 季節からどの季節に変わると思うかを聞くのですが、冬から春に季節が変 わることを当てられる子どもが結構いるので驚きます。季節外れの気候で 年間を通じて四季が薄れている中、行事の経験から学んでいる子どもたち です。豆をまく時は病気や自分の苦手なこと(泣き虫、意地悪、忘れん坊) などを人間の中にある鬼に見立てて退治します。幼稚園も災い無く福を招 くよう願いながらまいています。鬼に扮した職員は思いっきり豆をぶつけ てくる園児達のために奮闘してくれるのできっと今年一年が平和で幸福 になることでしょう。

節分が過ぎると三寒四温を繰り返しながら季節が春に変わっていくに つれて、子どもたちは進級や就学に向けた生活を意識するようになります。

昨日までできなかったことができるようになって、新しいことに取りく んで一人ひとりの子どもたちが力つけて頼もしくなっていく様子を楽し みに過ごしていきたいと思います。特に2月の子鹿パーティーは劇やオペ レッタで一人ひとりの子どもがクローズアップされるので更に楽しみで す。

園長 熊田佳美

成長のための脱皮

 新しい年を迎えました。皆様にとって健やかで幸多き年になりますよう、心よりお祈りいたします。昨年に引き続き、幼稚園への力添えをどうぞよろしくお願いいたします。
 今年は巳年。個人的に「へび」は苦手(夫は巳年ですが)で、ふれあい動物園で「へび」が来た時などは思わず「うわぁ」と声が出てしまい、なるべく近寄らないようにしています。普段から関心が薄い動物で図鑑もカラーのページがあったらとばしてしまいがちなのですが、今年の干支ということで勇気を出して調べてみました。
 皆さんは、「へび」が脱皮することはご存じですか。理由は成長や古い皮の更新のためだそうです。それなら干支にちなんで今年のモットーは「脱皮」にしてみようと決めました。正直なところこれから老いていく時期に片足入れている者が「成長」とか「更新」とかいうのは少し恥ずかしい気もしますが、まだ成長や更新できる事があるかもしれないと思ったら頑張る気力が沸いてきました。
 同様に子鹿幼稚園も「脱皮」しながら子どもたちや保護者の皆様にとってより良い園に発展していきたい思いでいます。

 いよいよ3学期、園児達は一学年の集大成を迎えます。
学年のスタートの頃と比べたらひとり一人の子どもたちが随分と変わって頼もしくなりました。4月の進級や就学を念頭におきながらその子の「脱皮」のチャンスを見逃さず、手助けできるように寄り添ってあげたいと思います。

園長 熊田佳美

園外保育

この時期、天気がよい日は子どもたちが園庭で元気に外遊びを楽しんでい ます。プレーデーで自信をつけた年長さんがボール遊びや鬼ごっこの走りに 力強さが増している姿やみんなで一緒に行動することに楽しさを覚えた年 少さんが先生のまわりに群がって遊ぶ姿などが見られ、それぞれの学年の子

どもたちは同じように成長を毎年繰り返しているんだなあと感心します。 今年度から新たに設置した満3歳児クラスのひつじ組はバンビルームか らの移行ができる条件だったこともあり3学期は定員の12名が在籍とな ります。同時に移行により人数が少なくなったバンビルームは1グループに まとまり過ごしていくことになりました。そこで、「なかよし園外保育」と 題して園バスに乗って千葉公園まで出かけてきました。皆さんはリニューア ルされた千葉公園はお出かけされたことはありますか?モノレール駅すぐ の駐車場に直結した芝生の広場を囲んでコーヒーショップやジビエレスト ラン、パン屋さん、子どもを遊ばせながらお母さん達がゆっくりティータイ ムできそうなカフェなど(どのショップも値段は少々お高めですが)息抜き にぴったりの空間になっていました。紅葉した木々の下の遊歩道を下ってい くと固定遊具の公園があります。以前あったSLの車両は撤去されていまし たが、ブランコやロデオみたいに揺れる乗り物、滑り台に直結したジムなど 手足を使って遊べる遊具もありました。近くの池や運動場は整備中のような

のでリニューアル後は更に利用できる設備が広がり楽しみです。 幼稚園に戻ると年長さんから「きぼーる(千葉市科学館)」への園外保育 を再開させたい希望が出て、さっそく計画を試みています。コロナ禍になる 前には千葉公園の他にも県立美術館、稲毛フラワーミュージアム、ポートパ ーク、千葉みなと公園に季節を選んでイベントを楽しんでいたことを思い出 します。たまに園外に出て見聞を広め、開放感を得られる園外保育の良さを可能な範囲で保育にいかしていけたら嬉しいです。

園長 熊田佳美

応援してくれる人の存在

記録上最も遅い夏日となったプレーデー。雨が明け方まで降っていたり、手足口病などの影響を受けて前日まで欠席者が多かったりと、当日の朝を迎えるまで心配と対応が頭をよぎっていました。いざとなり、天候は晴れ!欠席者は無し!ということがわかり園児全員が出席の最高の条件で実施できたことが本当に嬉しいです。
危険な暑さが長く続いた季節を見送り、室内や園庭をうまく利用しながらプレーデーに向けて保育活動が展開されていました。どの子も演技やかけっこが好きな様子で「やりたくないから見てる」と言う子どもがいなかったです。回数を重ねるたびにどんどん走り方が頼もしくなったり演技が明確になったりしていき、ご家族の皆さんに披露する意欲が高まっていたところでプレーデーの日を迎えることができました。
今年から始めた満3歳児のひつじ組とバンビルームの親子も加わって賑やかにプレーデーが進み、大勢の前でいつもと変わらぬ元気なかけ声や姿でポケモンの演技を見せてくれた年少さん、練習を頑張っていた演技の隊形移動を自分たちだけで成功させ、玉入れでは接戦の勝負を見せてくれた年中さん、プレーデーの行事に気合い十分で演技やリレーに全力で取り組んで、ひつじ組の子どもとペアでお世話をしてくれた年長さんというように年を重ねるごとに頼もしく力をつけて成長している様子を感じることができました。プログラム最後の種目、年長クラス対抗リレーはひとり一人が精一杯走る姿を見ながら幼稚園時代の数年間でこんなに変わるんだ、子どもが伸びていく力ってすごい!と感動をもらいました。
プレーデー当日は子どもたちが特に張り切っていたように感じました。 応援してくれる人たちがいることが大きなエネルギーになりました。ありがとうございました。

園長 熊田佳美