目に見える成長を感じる時期

 年明けから晴天の日が続き、極寒の日もあれば季節外れの暖かい日もある中で伸びやかに園庭遊びをしている子どもたちです。病気欠席が少なく、皆が健康に通園できて嬉しい限りです。園でも家庭でも流行の風邪予防に留意して過ごしていきましょう。

 2月には「子鹿パーティー」の劇やオペレッタの発表があります。この活動は一日ですぐにできるものと違って、毎日の積み重ねで自分の台詞や立つ位置、踊りの振り付けなどを個々のペースで覚えながら全体の雰囲気に馴染んで感覚をつかんでいきます。そのため、何気ない日々の園生活や練習に欠席せず参加していることにとても意義があります。表現活動、特に舞台での発表となれば、人前が苦手で緊張してしまったり台詞が覚えられなかったりするタイプの園児にとっては、活動に消極的になりがちです。けれども、クラス担任はひとり一人の役の子どもたちの状況を考えた上で台本づくりや演出を工夫するように努めてくれているので、どの子も楽しんで参加して苦手を克服し、達成感を感じ得るものがきっとあると思います。そして、その経験した達成感が更なる成長に繋がると思います。
苦手克服といえば、日本の伝統的な行事に「節分」があります。幼稚園では集会を開いて(笠川さん、山口さんにこっそり鬼役になってもらい)園児たちが豆まきをします。立春を境に冬から春に季節が変化していくことや無病息災を願うことを話して行ないます。子どもたちは分かりやすく

  自分の中にいる鬼(泣き虫鬼や風邪引き鬼、忘れん坊鬼など)を追い払おうとイメージます。これを機会に、お子さんの治したい鬼をリクエストして、ご家庭でも豆まきをしてみるのはいかがでしょう(笑)。

園長 熊田佳美

何事もウマくいきますように

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 早いもので令和になってから8年目を迎えます。今年は「午年」。街場に逃げ出した馬が自分で帰っていったという面白いニュースを新年早々にテレビで見ましたが、あちらこちらで「〇〇がウマくいきますように」と馬にかけた言葉もたくさん耳にしました。
 当園では今年の4月から「幼稚園型 認定こども園」に移行する運びとなりました。これまで積み上げてきた幼稚園の教育活動の良いところを無くすことなく、新たに導入される保育を必要とするご家庭への子育て支援をうまく取り入れていけたらと思っているところです。

 何か新しい物事に取り組む時に、上手くいくように期待したり情報を念入りに集めたりしますが、実際に進めていくと思わぬ支障が見つかって不安や問題も起こることがあります。在園の皆様からのアイデアや質問などがより良い活動計画につながることがありますし、子どもたちや保護者の皆様の協力によって達成や充実した結果を得られることも多いです。引き続き、今年も後押ししていただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
 2月には「子鹿パーティー」を予定しています。各クラスで取り組む劇は一人ひとりに配役があって、歌、台詞、踊りの振り付け、登場や退場のタイミング、舞台上での立ち位置など覚えることがたくさんあります。そして小さな役者たちが協力し合って一つの劇を作り上げていく実り多い活動です。年長のオペレッタは長い歌の歌詞を12月から歌いこんで覚えていました。どの子も今までに経験して身に付けてきた力が充分に発揮でき、達成した満足感を獲得できますように。また友だちと力を合わせることの大切さを実感できますように。どの子も主役であるかのようにきらりと光りますように。

園長 熊田佳美

生き物とのふれ合い

 朝晩が冷え込む季節を迎えました。インフルエンザによる学級閉鎖にご協力いただいたクラスもあり、風邪が蔓延する時期でもあります。日々の体調管理に留意して健康に過ごしましょう。

最近、頻繁に東北地方や時には関東地方などで熊の出没のニュースを見かけます。時には人が襲われて命を脅かす事態が発生して、自治体対応では解決に至らず、国が対応するまでに深刻な問題に発展してきました。私たちが日頃生活する中で様々な生き物との共存があり、場合によっては命の危険を伴う生物に気をつけなければならないケースもあります。幼稚園の例をあげると蜂やセアカゴケグモなど刺されたり噛まれたりしないように気をつけないといけない昆虫を教えたり、生えているキノコをむやみに採ったりしないように伝えたり、生活の中での身の安全指導を通年しています。
 一方で毎年この時期に「ふれあい移動動物園」を園庭で実施しており、今年度もひよこやうさぎ、かめ、やぎ、モルモットなど小動物に餌やりをしたり抱っこして触ったりする機会を作りました。始めはおっかなびっくり触っていた子も慣れてくると胸の前でしっかり抱きかかえて動物の背中を撫でてあげられるようになります。ギュッとつかむようにすると嫌がって動物がスルリと逃げてしまう経験もします。また、ポニーにまたがってニコニコしながらコースを一周する体験や家から持ち寄った野菜やパンを与えて自分の手から食べる様子を喜んだり興味深そうに眺めたりして楽しめる貴重な体験は今後も継続して実施してあげたい行事の一つです。
 生き物とのふれ合いは、危険、安全の線引きや正しい関わり方の知識を判断できる力をつけておくと将来に役立つと思います。上手に身の回りの生き物と関わりながら命の大切さや小さい命への優しさを育むことができたら嬉しいですね。

園長 熊田佳美

次の成長に繋がる経験

いつの間にか季節は秋に変わり、日が短くなったり朝晩の冷え込みを感じたりするようになってきました。ススキの穂が風に揺れる様子を目にすると芋掘りや収穫祭、ふれあい移動動物園など園児達が自然や生き物に触れて楽しむ行事の時期になったことを実感します。先日の「スポーツプレーデー」では園児全員が参加して無事に終えることができ、園児たちのそれぞれの成長の節目をご覧いただけたのではないかと思います。
プレーデー当日は園児の数以上のたくさんの方々がお越しくださり、声援や拍手、あたたかなまなざしでの観覧で園児がいつも以上に力を発揮する後押しをしていただきました。中には大勢の人を前にして緊張のせいか足が前に進まなくなってしまったり、体操やダンスの時に立ちすくんでしまったりする子もいましたが、来年、再来年と月日が経つにつれて年長児の子どもたちのように変わっていく事を期待して成長を楽しみにしています。
 今回の経験は子どもの成長のなかでも目に見えにくい心の根っこをどの子も伸ばすことができました。これは必ず次に繋がる力をつけたものと信じてこれからも大切に育てていきたいと思います。
また、幼稚園生活最後のプレーデーに取り組んだ年長児たちは、リレーのたくましい走り、パラバルーンで友だちと息を合わせての演技、体の動きと気持ちを集中させてのエイサーの表現、どれをとっても全力で取り組む様子が伝わってきて感動そのものでした。音楽発表会や子鹿パーティーでの表現が今から楽しみです。

園長 熊田佳美

健康で丈夫な体作り

 近年の気候変動の影響は幼稚園活動に大きく影響しているところですが、稲刈り後の田んぼ周辺にカマキリやバッタがいたり、園庭にある柿の木の実がオレンジ色に変わり始めたりと、秋を感じることも少しずつ増えています。
 まだまだ暑さが厳しい時期ではありましたが、日陰を利用して年長児が稲刈りを行いました。当日は、バスの運転手さんや添乗員さんたちも協力してくださり短時間で速やかに過ごす事ができました。子鹿米の稲の刈り取りの収穫は近年に劣らず十分な量が得られました。これから、脱穀、もみすりを行って中から玄米を取り出す作業に進みます。昔ながらの米作りの体験が幼稚園の庭でできるのは珍しく、子どもたちにとって貴重な思い出になるに違いありません。全園児が玄米を持ち帰り、お弁当に入れて食べる日が今から楽しみです。

 子鹿幼稚園では米の他にもジャガイモを育てて収穫して食べたり、庭の木のキンカンをジャムにしてパンにつけて食べたり、ジュースにして飲んだり、枇杷の実を採って食べたりして様々な食育を実施してきましたが、コロナ禍に入ってからは一変して何もできなくなってしまった時期がありました。
けれども米作りだけは休むことなく毎年続けてきました。健康な体は一生の宝ですが、身体づくりは食べることと運動が基本だと思います。好ましい食生活習慣は子どものころから身に着けてあげられたら幸せですね。食べたものが自分の体になる事や運動すると腕や足が丈夫になって力持ちや速く走れるようになったりする等声をかけて積極的に健康で丈夫な体作りを自分で心がけるようになってくれたら嬉しいです。
 10月に予定しているスポーツプレーデーでは、運動面での成長の節目を 保護者の皆様にご覧いただけましたら幸いです。どうぞお楽しみに!

園長 熊田佳美

実りある2学期にしましょう

長い夏休みが終わりました。皆様いかがお過ごしでしたか。
熱中症警戒アラートの発令が毎日のようにあり、戸外での活動は制限されたこともあったと思いますが、久しぶりに会う子どもたちは真っ黒に日焼けしていてそれぞれに夏休み中の体験を楽しんだ様子でした。
幼稚園では長い休みを利用して全保育室の棚と園児ロッカーのリニューアルを実施しました。新しくきれいになった様子はホームページにも写真で掲載しましたので、ぜひご覧ください。
それから植えた当初、心配していた田んぼの稲は水を切らさずにずっと過ごしていたので、8月に花が咲き始め、今は稲穂が実って垂れ下がるほどに成長しました。2学期が始まったら天候をみて年長児の子どもたちと稲刈りをしたいと思います。脱穀、もみすりをして中から玄米が出てきた時に、収穫の喜びを実感してご飯の好きな子どもたちに育ってくれると思います。
また、米作りを通して米の一粒一粒が貴重で大切な事も覚えてくれたら嬉しいです。
まだまだ厳しい残暑は残っていますが、夏期保育に続き2学期が始まります。幼稚園生活ならではの体験や活動をたくさん経験して、精神的にも肉体的にも力をつけ、頼もしく成長していく子どもたちを引き続き応援していきたいと思います。ご家族の皆様も心身の体調に気をつけてお過ごしください。

園長 熊田佳美

次のステップに進むエネルギーになる自信

一気に気温が上昇し、まもなく幼稚園ではプール活動が始まります。風雨や 低温により中止にすることはありましたが、ここ数年は猛暑による「熱中症 警戒アラート」の発令対応として、大型パラソルをプール脇に設置したり外 にいる時間を短縮したりしながら工夫して実施するようにしています。 全身で水を浴びて気持ちよさそうにはしゃぐ子どもたちを見ていると、幼い 頃に水が顔にかかるのが苦手だった自分を思い出し、習い事のスイミングの 経験などで幼くても水に慣れていることに感心します。プール活動は、水の 楽しさとともに水の怖さも教える活動でもあります。安全な水遊びが展開さ れるように保護者の皆様も園児の健康管理にご留意ください。

少し前のことになりますが、年長児の学年集会時に「森の忍者からの巻物(挑 戦状)」が届きました。そこには鉄棒などの運動課題やしりとりといったチ ャレンジ項目が書いてあり、指定の日までに一人ひとりの達成、なおかつ友 だちを応援し協力し合いながら全員が達成するようになっていました。 目標達成の日まで年長児たちのチャレンジが続きます。コツコツと頑張る姿 や友だちを励ます気持ちを大切に育てながら応援したいと思います。

年中、年少、満3歳児クラスも先生やお友だちとの信頼や親しみが増えつ つあるようで、登園中に偶然一緒になったりすると走り寄って手をつないで 靴箱に向かう姿を微笑ましく後を追う保護者の方々を見かけるようになり ました。仲間がもたらしてくれる力が後押しになって、日々の生活の中で チャレンジと達成を体感し、自信がもてるようになったら嬉しいですね。

園長 熊田佳美

育ちへの祈り

 すがすがしい五月晴れの日に親子で大型バスに乗り「市原子どものくに~キッズダム~まで遠足に出かけることができました。当日は集合時間等に協力いただきましてありがとうございました。事故や怪我無く予定していた時間帯で順調に過ごし満足感たっぷりの一日になりました。心なしか新しいクラスの友だちや先生との距離が少し縮まって親しみの気持ちが膨らんだように思います。これから一学期の後半に向けて更に皆で関わりながら園生活を楽しめたら嬉しいです。

 子鹿幼稚園は園庭にある田んぼで「米作り」を50年近く続けています。幼稚園や保育園の園庭に田んぼを作っているのは市内では聞いたことがありませんので、おそらく一園だけかと思います。「米不足によるの高値」のニュースが続く中、子どもたちにはとても貴重な体験であることを話して年長児が田んぼに入りました。「自分たちで育てたお米を食べる」のを楽しみに稲の育ちを見守っているところですが、農家さんから譲っていただいた時に苗が半分以上枯れかかっており、どうしたものかと訪ねたところ今年は気温が高い日が多く田植えが早かったためとの返答がありました。残念な気持ちを伝えると田んぼの水に行き渡る肥料を蒔きにお越しくださりました。
また、日曜日も欠かさず給水のために園に寄ってくれた先生もいました。
何日かして苗の株のうち、枯れた苗が垂れて間にある元気な苗が残る様子が見られました。諦めないで良かったと本当に嬉しかったです。元気に頑張って生長している苗を大切に園で見守り、秋には園児たちと「おいしいね」と貴重なお米を食べられるように育てていきたいと思います。 食べる事は自分の体を作る大切な事。子どもたちには好きな食材だけで無く色々な食材に興味をもち、健康に大きく育ってほしいですね。

園長 熊田佳美

毎日を健康に過ごすために

 4月の臨時休園から早くも1ヶ月が過ぎました。保育室前の植栽には濃いピンク色のつつじが咲き、初夏の訪れを実感します。ガーデンタウンにたくさん植えられた木々の枝から聞こえてくる鳥たちのさえずりだけが響き、静寂した日が今もなお続いています。園児たちがいない幼稚園ほどつまらないものはありません。
 ご家庭では、何らかの形でストレスも発症し始めている頃ではないでしょうか。元気な挨拶や歌で声を出し、先生や友だちとやりたい遊びをして要求を満たし、先生が見せてくれたり教えてくれたりする新しい体験にドキドキワクワクする時間を過ごし、そうやって集団生活の中で健やかに成長していく時間が持てずにいるもどかしい生活には5月いっぱいで見切りをつけたいものです。
 私が幼稚園説明会の際に必ずお話させていただく中で、子どもの健やかな成長を妨げるものの中でもストレスは一番よくないという考えを発言しています。子どもだけに限らず大人も同じですね。現状では特に感じることが多いです。ついついマイナス思考になってしまいがちですが、なるべくプラス思考に切り替えてポジティブ精神で生活しましょう。マイナス思考のAさんとプラス思考のBさんでは、Bさんの方がストレスは少ないそうです。
 子どもたちは発散する機会が減ってしまっているので、楽しめそうなものを提供してあげたり家の手伝いで指先や体を動かしたりして脳を刺激する機会をできるだけ作ってみてください。
 嬉しいことや楽しいことの中から今できることを見つけて、健康の維持に気持ちを置きながら再開の時を待ちましょう。

園長 熊田佳美

お子様の進級・ご入園おめでとうございます

木蓮に続き、桜が開花して春を感じつつ寒暖の差が激しい春休みでした。皆様いかがお過ごしでしたか。お子様の入園や進級に伴い環境が変わる時ですが、子鹿幼稚園は、先生と子どもと保護者の皆様の距離が近く、気さくにお話ができる所がとても良いと思っています。もしもわからないことや心配なことなどがあった時は、ためらうことなく声に出すようにしてみてください。自分一人のエネルギーだけでは解決できないことも、周りの人がヒントをくれて安心に繋がっていくことでしょう。幼稚園生活の楽しさや充実感を皆が一緒に感じていけますように、どうぞ安心して私たちにお任せください。
昨年から設置した満3歳児クラスの園児たちとバンビルームや新入園の園児たちが混ざって生活する年少うさぎ組は、集団の中でどの子も頼もしさを増してくれることと期待しています。また、年少クラスから進級した年中ぱんだ組は、一年間慣れ親しんだ仲間との環境からスタートなので、安心して行動し、より多くの体験ができるのではないかと楽しみです。
そして、今年度が幼稚園生活最後の一年となる年長くま組ときりん組は一年後の小学校入学にむけて知力、体力、精神力が身についていることを確認しながら幼稚園活動や行事などに取り組んで、充実や達成感をたくさん感じていってほしいです。
時に、子ども同士のトラブルや担任のいうことが聞けずにクラス活動から外れてしまうなど困った出来事が起こり私の所に来ることがあります。そんな時、たいていの子どもたちは陥った状況から逃れたい気持ちでいることが見て取れます。興奮して訳が分からなくなっているような子どもにはまず落ち着かせて自分がいけなかったことは素直に謝ることを教え、もう一方の子どもには許してあげられるよう話をしてからクラスに戻しています。

園長 熊田佳美