マイナスから気づくメリット

 長い夏休みでしたが皆さんいかがお過ごしでしたか?
猛暑で熱中症警戒アラートが鳴る日が続いたと思えば、局地的な突然の大雨、新型コロナ感染症の感染拡大など、健康を維持しながら過ごす面で気が抜けない毎日だったことと思います。そんな状況であっても、今までの経験から得た対策や予防を講じながら普段はできなかった事や家族で楽しいひとときを過ごす事ができた夏休みになったことでしょう。
心機一転、幼稚園の保育活動も2学期が始まりました。1学期中に慣れて親しみを持ち始めた幼稚園やクラスの環境の中で、新たな活動体験を通してたくさんの事を学び、日々のちょっとしたきっかけで友だちができ、一人ひとりが力をつけて成長していく様子を見るのが今から楽しみです。
昨年の出来事を思い出してみますと、8月中に発令された緊急事態宣言が千葉県は9月30日まで延長となり、毎日午前保育で過ごしていました。
2学期の行事も予定を調整し改め、プレーデー(運動会)は10月の終盤に延期しました。おととしまで10月の初旬に実施していた頃は、まだ残暑が厳しい9月中から演技や競技の練習を始めていましたが、半月以上遅い時期に変更したことで気温が下がり運動しやすい陽気に練習をする事ができるようになったり積み重ねて練習する日数に余裕ができたりしたせいか意欲を持って最後まで活動に取り組んでいるように見えました。また、午前のみの開催にしてからは種目数も厳選したので当日までの集中力が増したように感じています。

 コロナ禍で失ったもの、得たものを天秤にかけながら良い方向を見つけていけたらいいですね。

園長 熊田佳美