思い出づくり

 2月に節分を迎えた後で関東に大雪警報が出る積雪の予報がありました。
幼稚園周辺は言われていたような積雪も無く、無事に過ごせましたが、万が一のことを考えての休園措置にご協力くださりましてありがとうございました。次の日、登園した子どもたちからは公園で雪に触って遊んだ話を聞きました。友だちの名前が出た子もいましたので、友だちを誘って一緒に楽しく遊んだのだろうと思いました。
 それにしても昨年の晩秋くらいから今日に至るまで極寒が厳しいと感じた日は数えるほどで、驚くくらい温暖な冬を過ごしてきました。今は、幼稚園や自宅の前の梅の花は満開で、先日は園庭の花壇に水やりをしていたらテントウムシがいました。日中のぽかぽか陽気を肌で感じると、いよいよ卒園や修了が近づいてきたと少し寂しさが沸いてきます。

ホールの舞台で楽しく一生懸命に練習していた子鹿パーティーの劇やオペレッタも保護者の皆様にご覧いただく時がやってきました。歌うこと、話すこと、踊ること、役の人物になりきること、友だちと気持ちを合わせること、出番でないときは舞台の進みを見届けることなど劇の活動一つとっても切りが無いくらい子どもたちがこなしている課題が見つかります。得意、不得意、好き、嫌いなど一人ひとり違う発達や成長のスピードや性格がお互いに影響し合って表現して見せてくれる発表を、音楽をかけるお手伝いをしながら毎回楽しませてもらってきました。
 つい先日、年長さんが「幼稚園に来るのは休みの日を除くとあと○○日」なんてカウントダウンしてました。慣れ親しんだ幼稚園、先生、お友だち、園庭、保育室と残された日々もたくさん思い出が残せるよう関わっていきたいと思います。

園長 熊田佳美